Live Report: Sharon Van Etten at Hamburg

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先週土曜日、ハンブルグまでSharon Van Ettenのライブを観に行きました。ベルリンからFlixbusに乗って2時間半強。道中は見わたすかぎりの草原で、放し飼いされた馬が時々道路の方をうかがっておりました。

今回の会場はハンブルグのレッドライト地区(いわゆる飾り窓)と言われているReeperbahnの近く、Gruenspan。19:00から開場で、前座をはさみ、Sharonは20:15からやってたかな。土曜日にしては早めのギグなので驚きました。売り切れと聞いていたので、きっとすし詰なんだろうなと思ってましたが、どうもそうならないように会場側がチケットの数を考慮しているようで、混み具合はあんまり気になりませんでした。とにかく暑かったけども。会場はこんな感じ。

IMG_3278前座はThe Golden Filterという、アメリカ人男子、オーストラリア人女子のエレクトロポップデュオ。The Knifeの歪んだポップ性を70年代のジャーマンエレクトロで再解釈したような、ノワール感溢れるダークポップに仕上がってました。ボーカルの子のぎこちないダンスも愛らしかった。

さて本番、Sharon Van Ettenです。Portisheadの曲と共に登場。『Remind Me Tomorrow』の中でもアンニュイな”Jupiter 4″でオープン。アメリカの音楽番組に出演した時の歌声が、音源と比べてかなり荒々しく、コンディションを勝手に心配していたのですが、まったくの杞憂でした。”Jupiter 4″に続き、先行シングルの”Comeback Kid”で会場をヒートアップ。イントロから大きな歓声。シングアロングはなかったけど、早くも観客の心を一体に。

Depeche Mode風エレポップ、”No One’s Easy to Love”をはさみ、ギターをかかえ2ndアルバムからの名曲”One Day”、ロマンチックな”Tarifa”でタイトなバンド演奏を披露。続くトリップホップの匂いを醸し出す”Memorial Day”では、ほぼスキャットに近い、むせび泣くような高音メロディを見事に歌い上げていました。ベス・ギボンズが乗り移ってるんじゃないか? ランダムにチャイムをかき鳴らす様は本当に何かが取り憑いているようでした。

“Your Shadow”で会場を再び温め、今回のライブセットの個人的ハイライト”Hands”です。もともと90年代オルタナティブロックを感じさせる曲だったけど、まさかライブになるとここまで化けるとは。イントロからサビへ、迫りくる轟音の嵐。これはもう、グランジ!実際に音に合わせて、ヘドバンしてる人もいました。Sharon Van Ettenのライブでこれは予想してなかった。正直、度肝抜かれました。演奏後バンドメンバーはSharonを残して退場。「息子と、本当の自分を隠さずに生きるあなたたちに送ります」と、Sinéad O’Connorのカバー”Blackboys on Mopeds”をエレクトロピアノの弾き語りで披露。

「イギリスは警察が原付に乗った黒人の男の子を殺すような場所だ/だから私はここを去る/息子にはそんな深い悲しみがあることを知ってほしくない」

衝撃的なカバーのあと、ライブは一気にクライマックスへ向かいます。まずは新作アルバムから”Seventeen”。Sharon Van Etten流ブルース・スプリングスティーンなナンバーです。途中声を荒げてシャウトするところがあるのですが、ライブだと凄みが20倍増し。顔を真っ赤にし叫ぶ彼女のノコギリのようなビブラートシャウト。ちょっと怖かった。続いて4thのシングル”Everytime the Sun Comes Up”、最新アルバムの最後を飾るスローな”Stay”でセンチメンタルに締め。

アンコールの一曲目は”I Told You Everything”。続いてグランジ域に再突入の人気曲”Serpents”を演奏後は、Bon Iverとのライブ共演や数々のカバーで、Sharon Van Ettenのディスコグラフィーの中でも知る人ぞ知る大名曲”Love More”で終了。天国を思わせる真っ白な照明に照らされて歌う彼女が、僕には天使に見えました。マジで行ってよかった…。

さて、次のライブはWeyes Bloodです。

当日のセットリストはこちら。

1. Jupiter 4
2. Comeback Kid
3. No One’s Easy to Love
4. One Day
5. Tarifa
6. Memorial Day
7. You Shadow
8. Malibu
9. Hands
10. Black Boys on Mopeds (Sinéad O’Connor cover)
11. Seventeen
12. Every Time The Sun Comes Up
13. Stay

Encore:
14. I Told You Everything
15. Serpents
16. Love More

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stream: Lullatone, “music for museum gift shop”

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ベルリンに来てはや一ヶ月。時が経つのは本当に早い。やっと住所登録が終わり、銀行を開設して、本格的にドイツライフのキックオフです。とりあえず今夜はMount Kimbieを観てきます。

名古屋在住のデュオ、Shawn James SeymourとYoshimi Seymourによるバンド、Lullatoneが新作『music for museum gift shop』をリリース。コンセプトだけですでに勝ち。ライナーノーツにもあるように「日常に寄り添う音楽」が鳴っています。遠くで聞こえる、暖かくオーガニックなグリッチ音が優しく耳をくすぐってくる。木漏れ日の下、ずっと聞いていたい一枚。

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watch: OSCA, “Youth”

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ベルリンに来たからには、ドイツ語もマスターしたい。今のところは自主学習で頑張っています。ドイツ語ならではの表現が結構あって、それが面白いです。例えば “Handshuhe”は「手 + 靴」で手袋。”Kopfkino”は「頭 + 映画」で妄想。うーむ味わい深い。。。

今回紹介するのは日独ハーフのボーカル/プロデューサー、大槻幽香率いる、ベルリンを拠点に活動するアートポップバンドOSCA。そんな彼らが、2枚目のシングル「Youth」をドロップ。存在感あるボーカルに、ポップで中毒性の高いメロディ。ベルリン独特のギラギラした雰囲気を音で表現し、アバンギャルドな世界を作り出しています。要チェック。

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listen: Meg Myers, “Running Up That Hill”

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風邪ひきました。ドイツで風邪引いたら病院に行くよりは「ハーブティーを飲んであったかくして寝てろ。時々散歩しろ」らしいので、そんな感じでゆっくり治していこうと思います。実際薬局に行ったら「風邪用茶」やら「せき・喉の痛み用茶」やら驚くほど種類がありました。抗生物質でのスパルタ治療より、治癒力を重視っていうのがドイツっぽいね。

Meg MyersはLAを拠点に活動するシンガーソングライター。Kate Bushの名曲”Running up that hill”のカバーが公開されています。原曲にわりと忠実なアレンジだけど、彼女のパンキッシュな歌声が曲に力強さと切実さをプラスしています。良カバー。

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listen: Rainer + Grimm, “Different Love”

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先週はベルリンのクラブGretchenにて、Iglooghostを、今週はBi Nuuというライブ会場でDead Can DanceのBrendan Perryをみてきました。ドイツのお客さんはーみんな背が高くて前が見えないのは置いといてー非常にノリがいい。両方のコンサート共に幸せな雰囲気があふれていました。一人だって全然さみしくない。

今回紹介するのはハウスです。カナダのハウスデュオRainer + Grimが新曲”Differnet Love”をリリース。近頃案外珍しい気がする、王道を行く正統派ハウス。気温がゆっくり上がってくると、気分も上がってきて、こういう曲が聴きたくなりますよね。

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watch: Woman’s Hour, “Don’t Speak”

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国内でも国外でも旅行に行くときは必ずスーパーに寄ります。食からその国の文化って結構わかるもので、スーパーは文化のエッセンスが凝縮されてます。ベルリンには横文字系の野菜(ビーツ、コールラビ、フェンネル、セルリアック)がいっぱい売ってて、かなり興奮しました。あとはミルクの種類が豊富。アーモンドミルク、ライスミルク、オートミールミルク、豆乳、ヘーゼルナッツミルク、etc.

さて、Woman’s Hourです。イギリスの3人組。Secret Canadianから出たデビューアルバム『Conversation』に続き、新作アルバム『Ephyra』が最近リリースされました。”Don’t Speak”は先行シングルで、左右に動き回るきらびやかなシンセサウンドと、フィオナ嬢の特徴的な歌声が天にも昇るような心地よさ。アルバムも最高なのでチェックして見てください。

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stream: Galaa, “The Speech”

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ドイツはヨーロッパツアー中のアーティストが「とりあえず外さず寄る」みたいな場所になってて、日々来独アーティストに目を光らせています。とりあえずはDead Can Danceのブレンダン・ペリー、シャロン・ヴァン・エッテン、ホット・チップあたりを見に行こうかな。とりあえず住所登録しないとまずいんだけど。

Galaaはカナダ、ニューファウンドランドで2013年に結成した4人組。去年紹介した美しい“Ender”を収録した待望のニューアルバム『The Speech』を今月リリースしています。Bandcampで購入できます。ちょうどいい塩梅のポップさと、アダルトコンテンポラリーな落ち着きが、聞いててリラックスできます。夜中の散歩とかにぴったりな気がします。

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listen: Golden Vessel, “DIZZY (featuring Oscar Key Sung)”

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お久しぶりです。Lights + Musicです。個人的な報告ですが、今年からベルリンに住むことにしました。京都、東京とゆらゆらしながら、いつのまにかドイツへとたどり着いていました。ということで、勝手ながらベルリンを拠点にしたブログとして再起動していきたいと思います。今度は続けるぞ。

やる気も一新したところで、当ブログでも応援をし続けているOscar Key Sungくんの最新コラボ曲を紹介。同郷のオーストラリアのプロデューサー、Golden Vesselに召喚された新曲”DIZZY”は、Oscarのスムースな歌声を活かした、軽やかでダンサブルなポップソング。来たる春に想いを馳せながら、浮かれた気分で聞きたいところ。

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Lights + Music Albums of the Year 2018

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今年もベストアルバムの季節がやってきました。あんまり投稿はできなかったけど、変わらず音楽は掘り続けていました。今回はLights + Musicが気に入ったベストアルバムを20枚選出。YouTubeとSpotifyのプレイリストも作りましたので、こちらもチェックしてみてください。それではどうぞ。

1. Low – Double Negative

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2. Robyn – Honey

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3. Mitski – Be the Cowboy

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4. DJ Koze – Knock Knock

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5. Sophie – Oil of Every Pearl’s Un-insides

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6. Utada Hikaru – 初恋

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7. Kali Uchis – Isolation

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8. Arctic Monkeys –Tranquility Base Hotel + Casino

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9. Insecure Men – Insecure Men

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10. Christine and the Queens – Chris

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11. Shy Layers – Midnight Marker

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12. A.A.L. – 2012 – 2017

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13. Julia Holter – Aviary

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14. Gazelle Twin – Pastoral

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15. Beach House – 7

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16. Serpentwithfeet – soil

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17. Grouper – Grid of Points

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18. Nils Frahm – All Melody

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19. Still Parade – Soon Enough

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20. The Caretakers – Everywhere at the End of Time Stage IV

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stream: The Samps, “Breakfast”

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Harley Burkhart、Cole MGN、Jason Darrahによるカリフォルニア拠点の三人組サンプラーバンド、The Sampsが新作アルバム『Breakfast』をリリース。下記プレイヤーからフル試聴も出来ます。サンプルまみれの混沌とした音世界と思いきや、美しいメロディラインやシンセサウンドが彩る、サイケデリックでファンキーな音の万華鏡。Ariel Pink、Nite Jewel、Julia Holterのサウンドがたまらない人にはぜひオススメしたい。一曲目から痺れちゃってください。

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