Hear Me Out: Robert Sword

今回はUKのアンビエント・プロデューサー、Robert SwordのHear Me Outです。彼のミニマルで繊細なピアノの音色は、まさに息を呑むような美しさ。日本を八ヶ月間働きながら旅行し、滞在中に出会った音楽からも多大な影響を受けているといいます。

今回は特別に”New Year Bells”をLights + Musicにエクスクルーシブで提供してもらいました!

Hear Me Out:
Introduced by Robert Sword

背景
私の作曲への興味は6歳のころに始まりました。同時期にピアノも習い始めていました。「海で泳げたらいいな」とか「ベン・ザ・エンジンの悲しいお話」とかいうタイトルをつけて曲を書いていました。「ベン・ザ・エンジンの悲しいお話」は私の初めての作品です(「悲しい話」がどんなものか思い出せないのですが、作品自体はピアノ初心者の練習用のフレーズのマネ事でした)。耳コピでテトリスのテーマ曲を憶えて、それを自分の作品だと言い張ったこともありました!自分の手で作曲を真剣に始める様になったのは14歳からですね。

サウンド
(私の音楽の)フォークミュージックにインスパイアされたメロディー、普通でないハーモニック・プレグレッション、テキスチャーの明瞭性の中にミニマリズムがあります。シンプルに福音っぽくなり過ぎない様に、喚起的で感動的な音楽を目指しています。

インスピレーション
若い頃、みんなでよく実家にあるニュー・エイジのお店に通っていました。お店にあった専門的なカタログに付属しているCDのサンプラーをいつも聴いていました。瞑想用の音楽とか、クジラの声とかそういうものです。そのほとんどがかなりシンプルな作りで、流行遅れのシンセサイザーなどが使われていました。

13歳くらいのときでしょうか、そのカタログ集の一つに日系アメリカ人作曲家/ミュージシャン、Masakazu Yoshizawaと彼らのグループKokin Gumiによる『Zen Garden』という作品が入っていました。作品の美しさと緻密さに私は心を奪われてしまいました。このアルバムは私の音楽へも重大な影響を与えましたし、それからずっとあのような作品を作ろうと努力しているんです。

ここ数年はエレクトロニック・コンポーザー、Nujabesから大きな影響を受けています。全く異なったサンプルから、あのように美しく豊かな音のタペストリーを作ることに魅了されています。

John Adams(アメリカのミニマル・ミュージックの作曲家)からも大きなインスピレーションを受けています。特に『Phrygian Gates』、『Dharma At Big Sur』、そして『Tromba Lontana』ですね。ハーモニーや彼の音楽構成の中にはどこかこの世の物とは思えないようなものがあります。私がもっとも感動するのは「聴いていてもその理由が何故かわからない」ということです。

私の音楽からは多分見つけられないでしょうが、インディー・ロック/ミュージックも私の音楽教養にかなり根付いています。

お気に入りのアーティスト
心底にある音楽的なアイデンティティを保ちつつ、スタイルを変えたり、人々を驚かすことを恐れないアーティストやバンドが好きですね。この点において、個人的にNeil Youngが究極的な理想だと思っています、Bombay Bicycle Clubはライブもレコーディング作品も素晴らしいですし、大ファンです。今よく聴いているお気に入りのアルバムはオーストラリアのあまり知られていないバンド、Clue To Kaloによる『One Way It’s Every Way』というアルバムです。

シークレット
もう2年間くらいバンドを始めようと思っているのですけど、なかなかそこまで辿り着けません!多分いつかは…。

Hear Me Out

『New Year Bells’』という曲です。年末の何もかもがうまく行かない時に、私は祖母、いとこ、兄弟と一緒に、遠くで2005年の訪れを知らせる教会のベルの音を聴いていました。その時感じた、これから起きることに対する「不安」と「希望」の混ざった感情と、ここからどのように物事が進んで行くのだろうという気持ちを思い出します。5年以上経って、その思いを胸にこの曲を書きました (改めて考えるとですけど!)。

その他
Giles Thomasという長年のコラボレーターと一緒に、サウンドトラックを制作する『Contour Chromatic』という会社を経営してます。もし映画、舞台、ビデオゲームの制作に関わる人連絡ください。サウンドトラックを作りますよ。会社概要や新着ニュースはここからどうぞ。
www.contourchromatic.co.uk

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