Interview: Diamond Rings

Photo by Norman Wong

そのイメージとサウンドをして、Diamond Ringsはむこうみずで、ギラギラした原色をあやつるアーティストだ。カナダはトロントを拠点に活動する性の形に囚われないエレクトロ吟遊詩人、John O’reganによるソロプロジェクト、Diamond Ringsは躍動感に溢れ、80年代の色香を持つシンセポップを作り出す。ダンサブルであり、同時にチャレンジ精神がある。Diamond Ringsが初めて人々の意識に現れたのは、YouTubeから口コミで広がった2009年のミュージックビデオ集だ。それから彼はRobynとツアーに出て、(アメリカの老舗トークショー) David Lettermanに出演。大衆に「両性具有」はヒップなものだと見せつけた。

196cmの身長とトレードマーク的なバリトンボイス、エルフのようなイケてる見た目とド派手な格好 (グリッターまみれ)を持ち、今のミュージック・シーンで存在感を見せつける。われわれはインターネット・センセーションである彼とファッション、ジェンダー、そして2012年にリリースされた新作『Free Dimensional』について語り合った。

Interview: Diamond Rings
By Ben Landau, April 6, 2013
Translation by Satoru Teshima

Diamond Ringsをはじめる最初のインスピレーションはなんだったのですか?

自分自身の音楽を作りたかったのと、表現するイメージを出来るだけクリエイティブなままでコントロールしたかったから、

新作『Free Dimensional』のタイトルの意味を教えてください。

Paul Kleeという現代主義社のペインターの引用が基になってる。『別々の次元に存在するパーツで構築された全体像の起源に辿り着くのは簡単なことじゃない』と彼は記した。このアルバムの曲それぞれが僕のパーソナリティの別々の相を映し出し、全てが揃うことでコンプリートされるんだ。

2010年リリースの『Special Affections』との違いは何に現れていますか? 制作にバンド編成を加えたのはもちろん少しは影響したのでしょうけど。

新作はファーストとほぼ同じ方法でレコーディングされた。作曲とレコーディングは自分でやったし、バンドを使うのはライブの時だけ。前と違って聞こえたり、感じたりする部分は僕のアーティストとしての成長と趣味の変化の結果だよ。

作曲とレコーディングの合間に何を聴いていましたか?

Kraftwerkからカイリー(ミノーグ)まで何でも。音楽の大ファンだからね。

Diamond Ringsの性を曲げるパフォーマンスの姿勢は多くの人々の注意とイマジネーションを惹き付けました。あなたのアートの中でジェンダーを操る重要性について教えてください。

僕は境界線を追求することに興味を持っているんだ。ジャンルとジェンダーの境目にある空間は面白いと思うし、究極的に力を与えられる。みんなを二回、三回と振り返らせるのが本当に好き。

「オープンであり自分を認めること」があなたの音楽で多くテーマとして掲げられます。LGBTのコミュニティであなたはどのように受容されていますか?

僕のLGBTのファンの数は、ストレート(異性愛者)のファンと同じくらいたくさんいるよ。僕はみんなのために音楽を作っているし、性向に関係なく人々に活力を与えられたらと願ってる。僕の音楽がポジティブな形でみんなを一つにしてくれたら嬉しいな。

あなたの音楽はどうも全く異なる要素(歴史的にもジャンル的にも)が面白くミックスされています。このサウンドにはどのように辿り着いたのですか?

僕のサウンドは僕自身の興味とテイストをシンプルに反映してるんだ。全く違った要素を組み合わせて、新しい何かを作り出すことにとても興味を持ってる。

北アメリカでのツアーでスウェーデンのポップスター、Robynの前座を務めましたが、どうでしたか?その経験から何か得たものはありましたか?

素晴らしかった。彼女は驚くべきパフォーマーで、彼女のツアーに参加して自分のこともたくさん学ぶことができたよ。彼女のように立ち上がってステージを支配するには多くの勇気が必要なんだ。

あなたのファッションのことを、人々はGrimesやA$AP Rockyのファッションを気にするのと同じように注目していますね。あなたのファッションはDiamon Ringsのメッセージをどのように映し出し、また力づけているのでしょうか。他のトロント出身のロックスターの言葉を借りて言えば、「(ファッションのような)媒体は本当にメッセージとなりうるの?』

もちろんさ。僕のルックスは確実に人々がどのように僕の音楽とエンゲージするかを伝えていると思うし、その反対もしかり。僕のやっていることは全て「それ以外のこと」を向上させるためのものだから。それがアルバムのオープニング・トラック、”Everything Speaks”の要となっているんだ。

ファッションについてですが、あなたはデザイナーをフォローしていますか?それとも「見た目が良ければOK」なタイプ?

クリーンなラインと強固なスタイルを持っているRad HouraniとかJil Sanderはすごく好き。ジェンダーの境界線を曖昧にし、パワフルなシルエットを作るデザインは素晴らしいルックスになる。でも自分のアパートで過ごしてるときはジャージみたいなのを履いてるよ!

音楽に関係ないもので、興味があることを教えてください。

アート理論を読んだり、描くのが好き。今はDavid Joselitの「After Art」を読んでる。

私もトロント出身なので、この質問はしなければと思っていたんです。もしトロント出身のアーティストだけで構成されたスーパーグループを作るとしたら誰を選びますか?バンド名はどうなります?

多分Fucked Up、Austra、Trustのメンバーを集って、Drakeのためのトラックを作ると思うな。バンド名は一緒に考えなきゃだめだけど!

最後にDiamond Ringsの今後の予定を教えてください。

作曲、レコーディング、リミックス作業、そして読書!

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