Interview: YeYe

All photos by Hideaki Hamada

京都のソングライターYeYeのセカンドアルバム『Hue Circle』は、果てしなく外に広がるみずみずしい感性と、箱庭のような内面的な親密感を同時に持ち合わせている。それはFeist、Sufjan Stevens、St. VincentといったUSインディーを代表するアーティストが持つヴィジョンと共鳴し、彼女オリジナルのチェンバーポップが完成した。

先行シングルであり今作のオープニングトラック「パレード」の秋の晴れた朝のようなカラッとした爽やかさ、T2「おいで」T6「プログレ」で見せるアレンジの振り幅、T7「あるある言いたい」はSufjan Stevensの『Michigan』収録曲を彷彿とさせるような緊張感を持ったフォークロック。アルバムの最後を飾る『Miserable』ではなんとエレポップを聴かせてくれる。優しく、強いまなざしで世界を見つめ、確固とした世界観を確立した全10曲だ。

今回Lights + Musicは新作『Hue Circle』を携えての全国ツアーを控えるYeYeにインタビューを敢行した。

Interview: YeYe
By Satoru Teshima, Sept 28, 2013


YeYeというアーティストを客観的に見たとき、彼女はどういう人物だと思いますか?

とても仲間に恵まれていて、いろんな人に守られて生きていると思います。

様々な楽器を使いこなすYeYeですが、弾いてみたい楽器はありますか?

バイオリンとトランペットをレコーディングできるくらいにマスターしたいです。

今作は『チェンバーポップ』的要素が各所に散りばめられています。Sufjan Stevens、She & Him、Dirty Projectorsから影響を受けたそうですが、彼らの楽曲で特に感銘を受けた一曲はありますか?

Sufjan Stevensは「Illinois」に入ってる”Come On! Feel the Illinoise!”のコーラスワーク、She & Himは 「VOLUME TWO」収録の”In The Sun”の歩き出したくなるような軽快さ、Dirty Projectorsは特にこれとはありませんがあの唯一無二のメロディライン感です。

全編ほぼ一人で作り上げたデビュー作と比べ、今作ではバンドメンバーやゲストミュージシャンを制作に迎えています。「自分ではない誰か」とのコラボレーションはあなたにどのような影響を与えましたか?

完全に奥行きが広がりました。自分がもともと尊敬するミュージシャンの方々にサポートやゲスト参加していただいているので、個人的には夢の共演くらいの気持ちです。

また「一人でやりたくなかった」とインタビューで答えていますね。それはなぜですか?

あれ、答えてましたっけ(苦笑)。 前作が初めての作品でストイックでもうこんなの嫌だとMAXに思っていた時期だったんだと思います。今では少し余裕が出てきてまたひとりでいろんなアレンジしてみたいなという気持ちも生まれつつあります。

とても仲間に恵まれていて、いろんな人に守られて生きていると思います。

子供の声のサンプルで始まる”TAO”は「年を重ねスタイルも変えなきゃ」という歌詞があります。YeYeにとって年をとることはどんな風に感じますか?

年をとることってとってもすてきなことだと思います。わしにとっては憧れの老人に近づいている証でもあります。年をとるたんびに今の人生がいちばん楽しいと思っていたいです。

『Miserable(哀れ)』という曲で幕を閉じる今作ですが、この曲を最後に持ってきた理由はなんですか?アコースティックサウンドのイメージが強いYeYeのエレクトロポップは、Belle & Sebastianの”Electronic Renaissance”のような、フレッシュな感覚を得ました。

曲調がすべてを解き放ったクライマックスっぽかったのでこれにしました。歌詞は悲観的なのに曲はポップという矛盾も、現実的な人生のようで気に入っています。

前回のインタビュー
でも「一番心地よい場所はふとん」と答えていましたが、夢は多く見ますか?特に印象に残った夢があれば教えて下さい。

夢はとってもよく見ますがほとんど忘れてしまうので、夢日記をつけたいと最近考えています。しかし未だに保育園の時に見た夢2つだけは20年経ったいまでも憶えていたりします。なんだろう。

最近感動したことはなんですか?

梨がたいへん美味しいことです。

最後に今後の予定を教えて下さい。

10月から年明けファイナルまで、ツアーで全国いかせていただきます。ぜひともみなさまお待ちしております!

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YeYeの最新作Hue CircleiTunes、または全国の各レコード店でお買い求めいただけます。また詳しいツアー情報はこちらから。

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