Hear Me Out: Benny Smiles

アイルランドはダブリンを拠点に活動する注目のトラックメイカー/マルチ・インストゥルメンタリスト、Ross Fortuneのソロプロジェクト、Benny Smiles。彼の生音とアナログにこだわった電子音を温かくファニーに融合させた音楽は「オーガニック・エレクトロニカ」とも評されています。今年『Sunshine/Moonlight EP』をリリースしたばかりの彼に自己紹介してもらいました。

Hear Me Out: Benny Smiles
Introduced by Ross Fortune

バンドメンバー
Benny Smilesは僕自身のソング・ライティングで、僕の分身的存在なんだ。 ライブはフルのバンド編成でする。ドラム・マシーンにRob Mcmish (彼のブログも見てね)、ベース、サンプラーとシンセはJohn Rooney、キーボードと女性ボーカル、もう一つのサンプラーにSorca Shipslington(彼女も他にもクールなバンドをやってるからサンクラで聴いてみて)、そして僕は男性ボーカル、シンセ、ベースとさらにもう一つのサンプラーでパフォーマンスするんだ。

ユニット名の理由
僕のミドルネームはベニーでスマイルをむっちゃたくさんするから。

結成の背景
全ては僕がAphex Twinの『Come To Daddy』というアルバムをティーンエイジャーの時に聴いてから始まった。アルバムの中でも”Film”という曲にマジでに夢中になってしまって、すぐにあの曲で感じたすごいノスタルジックな感じを自分の音楽でもつかみ取ろうと作曲を始めたんだ。

サウンド
「オーガニック・エレクトロニカ」と言われたことがある。それはシンセ・サウンドと楽器の生録音、ボーカル、そして発見した音のパッチワーク。Sorcaがは『暖かい』と言っていた。決して一つのスタイルやインストゥルメンテーションに縛られることがなく、これは僕の柔軟な音楽に対する興味を反映していると思うし、個性を生んでいるといいな。

インスピレーション
本をたくさん読むし、映画もたくさん見るし、音楽もたくさん聴く。それがBenny Smilesの楽曲のスタイルに影響を与えているのは多分間違いないけど、真のインスピレーションはいつだって毎日「生きている」ということから生まれてる。そう、みんなが経験するようなことから。喜びや悲しみ、恋愛も失恋ももちろんだけど、どちらかというとしょうもないことからも。そこには全てのものに流れる「源 (source)」がある。みんなそれぞれが「源」に対して違う名前を持っている。時にその隙間から見える光を垣間みることができて、そこから素晴らしいインスピレーションが生まれているんだ。

好きなアーティスト
僕にはすごく広大で様々な音楽のコレクションがある。今はスマッシング・パンプキンズの『Siamese Dream』を聴いてるよ。その前はフライング・ロータスを聴いてた。実は『Until The Quiet Comes』は結構気に入っていて、音のスペースの感性が素晴らしいよね。デイビッド・バーン、トーキングヘッズ、レオナード・コーヘンやジョニ・ミッチェルなど、現代の最高のソングライターたちにも尊敬の念を抱いている。彼らの曲作りには感激するよ。彼らと同じように見事な歌詞やメロディを書くアーティストがもっといたら良いなって思うよ。ヴァンパイア・ウィークエンドのポップ・スタイルはすごく気に入ってるし、オーティス・レディングのソウルも良いね。いい気分にさせてくれる太陽の光のような音楽。でも他にも鍋の中にはたくさん。ウィルコにギル・スコット・ヘロン、マイルス・デイヴィスにリトル・ドラゴンになんでもだ。もしその音楽が美味しかったら食べきっちゃうよ。

シークレット
僕のレコード・プレイヤーは実はただの家具に成り果ててしまってるんだ。針もつけてないけど、かっこ良く見せるためにまだ置いてる。

Hear Me Out

『The Sunshine / Moonlight EP』はちょっとした寄せ集めなんだ。オープニングの”Sunshine”は間接的に季節性情動障害について歌っている。アイルランドはあんまり太陽が出ないからさ。太陽が出てきたときは全国民の気分がすごく昂るんだけど、一年の85%は灰色で、本当に不気味な感じもある。

“Sunday Morning”は実は特に決まった意味がなくて、ムード寄りの曲。何の理由であれ、全てに対して気楽でポジティブになれるような、しく二日酔いになった日曜の朝から生まれたトラック。この曲の一つ一つのサウンドにそれぞれ異なったキャラクターを描いているんだけど、全部の音が一緒になって友達の輪を作ってる。でもそれぞれの違った個性を乗り越えてなんとかお互い仲良くやってる。この曲のアニメも今製作中で、完成品を見るのが楽しみ。

“Moonlight”の歌詞は友達でありコラボレーターのColm Costelloが担当した。歌詞の内容は好きなように捕えてもらっても大丈夫。Marc Corriganがこの曲のアニメビデオを制作した。彼は主人公を女の子として解釈して、彼女の父親はいつも側にいないってことに気づく。でもこれは不確かなことへの楽しみや、守られるものがなくなることへの恩恵や危険について歌っているんだ。

その他
とにかくブログで紹介してもらって嬉しいよ。僕が日本のみなさんに挨拶するのはこれが初めてだし、2013年の初めに新しいEPもリリース予定だから日本にツアーで遊びにいけたらいいな。幸運を祈ってる。スシが結構美味しいって聞いたけどホントかな?

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