Column: Primavera Sound 2019に向けて

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来週、音楽フェスティバル、プリマベーラサウンド2019をバルセロナまで観に行きます。今年のヘッドライナーは今年素晴らしいアルバムをリリースしたソランジュ、サッドディスコクイーンの座を確立したRobyn、新アルバムが待ち遠しいTame Impalaに、突如シングルをリリースし世界を驚かせたFKA Twigs。他にもJames Blake、エリカ・バドゥ、Suede、Janelle Monae、Roisin Murphy, Rosaliaなど、まさにラスボスクラスのアクトが勢揃いなのです。フルラインアップはこちらをチェック。

あまりにも見逃せないアーティストが多すぎる。今まで観たことも聞いたこともないアーティストも大勢。限られた時間でどれだけ効率的に、かつ有意義に時間を過ごせるだろう。そうだ、エクセルシートで全てのアーティストをまとめ、ステージ、時間、ジャンルごとにまとめ、評価し、スケジュールを決めよう。

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星の数はあくまで個人的に「どれだけ見たいか」であり、音楽の質を問うものではありません。さて出演アーティストの音源をすべて聞き、うまい具合にまとめることができました。タイムスケジュールを見ると、普通に午前3時スタートとかありますが、そこんとこは気合いでなんとかします。頑張るぞ。

さて、音楽フェスティバルの楽しみは、知らなかった才能を発掘する点も大きいと思います。前置きが長くなりましたが、今回のコラムでは上の評価シートを作る際に発見した、今注目すべきアーティストを紹介したいと思います。ぜひお付き合いください。アーティストによっては「お前知らなかったのかよ」と感度が高い方からツッコミをくらうかもしれませんが、どうかお許しください。

Day 1

Bakar-Big Dreams

イギリス出身の若手アーティスト。Bloc PartyのポップさとKing Kruleのクールネスを融合したような、中毒性の高い音楽を鳴らしています。UKのインディーロックが好きな人にもオススメ。

Bridget St. John – Ask Me No Questions

こちらもイギリス出身。60年代から音楽活動を続ける伝説のシンガーソングライターです。Nicoを彷彿とさせる、性を超越した歌声と、繊細なギターの響きがあまりにも美しい。知らなかったのが恥ずかしい。

Malhini – Delusional Boy

イタリアを拠点に活動するデュオ、Malhini。今年ロンドンのレーベルからアルバム”Hopefully, Again”をリリースしたばかりです。ソーダのように弾ける爽やかなポップミュージックを、憂いある男女ボーカルがアンニュイに飾ります。

Day 2

Cybotron – Clear

デトロイト・テクノ創始者の一人、ホアン・アトキンスの初期ユニットCYBOTRON(JET SET調べ)。ミッシー・エリオットの”Lose Control”でサンプリングされた一曲です。YMOやクラフトワークにインスパイアされたというエレクトロファンクは今聞いても新鮮。どんなステージを見せてくれるか楽しみです。これも知らなかった。

Sons Of Kemet – In The Castle Of My Skin

こちらはエクスペリメンタル・ジャズグループ。圧巻のグルーヴでバルセロナ中が踊り出しそう。このダンスパフォーマンスが見れたら最高なんだけど。当日はどんなステージングになるのでしょうか。

Aldous Harding – The Barrel

某Pitchforkでも高評価を得ていたAldous Hardingもプリマベーラ参戦。彼女のひねくれたフォークミュージックはかなり好みです。

Lidia Damunt – El túnel

奇天烈ポップを聞かせるのは、スペインのLidia Damunt。僕は知らなかったのですが、スペイン人の友人に聞くと、国内では結構名の知られたインディアーティストのようです。

Day 3

Loyle Carner – Angel ft. Tom Misch

ラウンジーでフィールグッドなバイブス。横文字形容詞をたくさん使いたくなる、ブリージンなヒップホップです。Tom Mischを採用するところ、確信犯ですね。外で聞いたら気持ち良さそう!

NATHY PELUSO – NATIKILLAH

R&B、ポップ、HIP HOP色が強い三日目の中でも、突出してクセが強かったのがこの子。ウィキペディアを見ると、ヒップホップの他にも、フォークやサルサもやってのけるそうです。決して嫌とは言わせない強烈なポップネスに圧倒されます。

Avalon Emerson – One More Fluorescent Rush

プリマベーラはテクノやハウスのステージも力を入れています。数々のプロデューサー・DJの中から特に気になったのが彼女。シャープなシンセのアルペジオが恍惚感を生み出しています。

Ama Lou – Wire

最初の一声でリスナーを惹きつける歌声を持つソウルシンガー。現行R&Bのいいところと、Kelelaのようなモダンサウンドをを融合したハイブリッド。最高の発見でした。

Dayme Arocena – La Rumba Me Llamo Yo

極上のキューバンソウルを鳴らすのはDayme Arocena。自由に動き回る音に表現豊かな歌声で答える彼女の包容力は圧倒的です。

Channel Tres – Controller

この感じどっかで聞いたことあるなと思ったら、なるほど88Risingのアーティストでした。グルーヴィなハウスビートにいぶし銀なラップ。最高。ちなみにYaejiちゃんもプリマベーラ参戦してます。

Suzanne Ciani – Seven Waves

これまた知らなかったのが恥ずかしいシンセレジェンド。もともとはコマーシャルや映画音楽で活躍していた方です。アナログシンセから繰り出されるニューエイジ・アンビエントサウンドは今聞いてもまだまだフレッシュ。

Nosedrip

世界中から変なサウンドを集めるのが趣味というNosedripさん。DJとして参加です。こういう変わり種を仕込んでくるところもいいですね、プリマベーラ。以上です。それでは、来週楽しんできます!

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