アンビエントのその先に listen: Ryota Mikami, “Fordlandia”

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ダウンロードコード付きのビールや、コーヒー豆の販売など、CDやカセット、Vinylといったフォーマットに囚われず、積極的に音楽をリリースし続けるVegetable Record。そのレーベルオーナーの一人でもあるRyota Mikamiが、2016年8月にリリースしたEP「Wedding」と新作”Wedding (Part II)”を、トートバッグやポスターと共にコンパイルしたボックスセットをリリース。その中から新曲”Fordlandia”を公開しています。美しく頭をこねくり回すピアノループ、時に乱暴にカットアップされる音のサンプル、聖なる響きを持ったビート。Oneohtrix Point Neverの『Replica』辺りが好きな人はかなりハマるんじゃないかな。

またVegetable Recordはリリースに合わせて展示会も行っているようです。詳しくはこちらをチェック

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Bathsが新年日本で撮りためた使い捨てカメラの中身が、姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中!

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日本が大好きなBaths.この間大晦日から新年にかけて、ツアーのために来日していた彼に、ササっと使い捨てカメラを渡し、東京滞在中の様子を自由に撮ってもらいました。その特集がただいま姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中です。どうも原宿、中野周辺に出没していたようですね…。本編はこちらから。

この間Gold Pandaとも同じ企画をやりました。それはこちらからチェケらです。

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Year End Interview: King Deluxe

Year End インタビューは、Lights + Musicが応援するレーベルの主催者に一年を振り返っていただく企画です。

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カナダはバンクーバーに拠点を置き、インターネットに浮遊するフューチャーサウンドを発掘し、胸躍るビジュアルとともに紹介し続けるネットレーベル、King Deluxe。Lights + Musicでも2016年は彼らのユニークな作品群を紹介し続けてきました。今回King Deluxeのブレインであり創設者PKさんに特別にお話をお伺いすることができました。新しいサウンド、テクノロジーに挑戦し続ける彼らが振り返る2016年。そして2017年に期待することとは?King Deluxe提供の不思議なビジュアルアート、ビデオとともにお楽しみください。

Year End Interview: King Deluxe
By Satoru ‘Teshi’ Teshima, December 28, 2016

あなた方のことをまだよく知らない読者のために、King Deluxeについて詳しく教えていただけますか?

私たちはインターネットを拠点にしたアーティスト・コレクティブで、私PKが中心となり、時に所属アーティストたちと協力しながらバンクーバーで運営しています。世界中からコントリビューターの申し込みが常にあり、そのほとんどがアニメーターだったり、3Dモデルをデザインする人々です。私自身も実はツリープランター(植樹者)として、一年のうち何ヶ月はカナダ北部に赴任しています。一年間レーベルを運営するのに不便だったりしますが、そのおかげでバンクーバーにいるうちはKing Deluxeだけに全力を注ぐことができます。

King Deluxeのマニフェストはなんですか?

もともとは「未来的サウンドを作ろうぜ」だったんですが、その後「未来的サウンドを作って、誰も見たことがないクールな映像とシンクさせようぜ」に進化しました。今は「俺たちの創造物に人々を没頭させよう」ですね。

King Deluxeが擁するアーティストには一貫性がありますね。どのように新しいアーティストを探し出していますか?

テント暮らしをしていない間は、夢中になって新しいサウンドやビジュアルアートをディグっています。King Deluxeのアーティストのほとんどが私が直接声をかけた人たちで、メジャーレーベルと契約をしていないのも大きなポイントです。夏は時間をかけて自然の中で、あらかじめ集めた音楽を聴きます。カナダ北部は電波が弱いのですが、毎年改善しているようです。

Wave Arp from King Deluxe on Vimeo.

2016年は世界的に様々なことが起こりました。King Deluxeの一番のニュースはなんでしたか?

世界レベルで膨らみ続ける人民主義は恐ろしいものですが、私たちはついにクールなVRデバイスを手に入れることができ、ワクワクしています。この最新の媒体を使ってクリエイティビティは成長していくでしょう。まだまだ始まったばかりですが、私はすでにかなり興奮しています。2017年を振り返ったときに『1984年スタイルの地獄絵図』の始まりみたいだなあなんて思うのでしょうが、同じくして『かっこいいバーチャル夢世界への逃避』が始まった年だと考えると、あんまりひどいことばかりではないはずです。

いろんなストリーミングサイトが音楽の楽しみ方を再定義する中で、あなたの音楽業界への視点を教えてください。

ファンを見つけ、作品を売る。これを困難に感じているのは私たちだけではないはずです。ストリーミングは確かに主流になってきていあすが、永遠には続かないと思っています。Soundcloudが真新しいサウンドを見つけるソースの主導権を以前は握っていましたが、今私たちは別の新しいプラットフォームを必要としています。これは円のように続いていくもので、私も数々のサービスの盛衰をずっと見続けてきました。Audiogalaxy, MP3.com、Myspaceなんかね。

とにかく私たちには、形式にとらわれない新しい作品をリリースすることができる中心的なハブが必要だと思っています。検索が簡単で、アーティストの近況がすぐにチェックできて、同じテイストを持つ友達ともソーシャルな関係が築ける場所です。いまのシーンは滅裂としていますが、音楽だけで生計を立てる可能性は失われていません。Spotifyも長続きするとは思いません。システムを徹底的に見直さない限りはね。

King Deluxeに関しては、もうじきSteamで新しい作品の提供が始まります。VRの作品をリリースするのに一番適した場所だと思っています。特に2018年はVRが要となるでしょうから。人々をアっと言わせるミュージックビデオを楽しみにしていてください。VRヘッドセットがない人にも、YouTube360°で楽しめるようにしますよ。ちなみに、バーチャルミュージックフェスティバルの開催も予定しています。

Your Gay Thoughts – To Disappear from densuke28 on Vimeo.

King Deluxe2016年一押しの作品

Favourite album:
DVA – [HI:EMOTIONS]

Favourite track:
Julien Mier – Smokestacks, Shorelines

Favourite music video:
most intractable earworm – Genghis Khan

Favourite audio production / radioplay: MarsCorp
http://marscorppodcast.com

Music peripheral I could no longer live without:
Subpac M1

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Official

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黒く発光する電子音。スペインの四人組が鳴らすウィッチハウス。stream: Role, “Blurry”

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以前から動向を追っているスペインはバルセロナ出身で今はロンドンで活動中という四人組バンドRole。デビューアルバム『How Distant』に続く新作EP『Blurry』のフル試聴が開始しているので紹介します。奇怪でドリーミー。トリップホップ、ウィッチハウス、ドリームポップのおいしいとこだけを摘みとって、自分達流に調理したサウンドがここで鳴っています。奔放に透明なシンセサウンドが暴れ回り、気づけば隣にお化けがいそうな雰囲気の”Unstained”とか、お試しで聴いてみるのがよいかも。

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Gold Pandaが来日中に撮りためた使い捨てカメラの中身が、姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中!

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今年ニューアルバム『Good Luck and Do Your Best』をTugboatからリリースしたイギリスのエレクトロプロデューサーGold Panda。この間ツアーのために来日していた彼に、ササっと使い捨てカメラを渡し、滞在中の様子を自由に撮ってもらいました。その特集がただいま姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中です。日本への造詣が深い彼が捉えた風景とは?東京、大阪、京都。これは日本のどこかなあなんて、いらん妄想しながら見るのも楽しいかも。

この企画、実は結構前から温めてて。今回こういう形で実現することができて、とても嬉しく思ってます。次はどのアーティストにお願いしようかなあ。。。

本編はこちらから。
http://publicrhythm.com/29655

ライブレポートはこちら

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listen: Nick Murphy (Chet Faker), “Stop Me (Stop You)”

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同い年&ヒゲ顔&フケ顔で妙な親近感を個人的に覚えている、メルボルンの人気ソングライターNick Murphy(Chet Faker)が新曲”Stop Me (Stop You)”を公開。Darksideの Dave Harringtonを共同プロデューサーに迎えたこの楽曲は、もっとソウルフルでハウスやR&Bにも歩み寄っていたChet Faker名義の頃とは、サウンドの面でもソングライティングの面でも全く異なったの進化を遂げています。潔くて好きです、こういうの。

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listen: nemui pj, “pumpkin”

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ねむみを襲うパンプキン。チップチューンで鮮やかな音世界を表現するイギリスのプロデューサーKidkanevilと、精力的に海外プロデューサーとコラボレーションを行っている日本のシンガー/プロデューサーNoahが、ハロウィーンを記念してnemui pjとしてコラボシングル”pumpkin”をリリース。flauのサウンドクラウドに公開しています。鉄琴のような音と、幻想的なNoahの歌声が作る雰囲気がなんとなく「ホームアローン」っぽいというか、秋冬ならではのワクワクを感じさせますね。

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Live Music Review: Gold Panda

goldpandaunnamedPhotography* by Shoichi Okatake (Tugboat Records)

Live Music Review: Gold Panda
text by Naoko Okada, October 18 2016
@ Shibuya WWW

イギリス・ロンドン出身のプロデューサーであるGold Pandaが、今年5月にリリースされたアルバム「Good Luck and Do Your Best」を引っさげジャパンツアーを敢行した。今回10月18日(火)渋谷WWWでのライヴの様子をレポートしたいと思う。

オープニングアクトにはDE DE MOUSEがVJに北千住デザインを迎え出演。DE DE MOUSE自身の頭部が東京の街を四方八方に転がりバウンドするといった、非常にユニークな映像とともに会場を沸かせていた。そして約1時間のアクトを終え、会場が満員になると同時にGold Pandaが登場。暗闇と静寂に包まれ皆が息を飲むなか、EP「Kingdom」に収録されている「A Welcome」が流れライブがスタートした。

観客を出迎えるように、VJには「金熊猫」の文字。そしてリヴァーブのかかった音が会場を満たしていく。前作では「クラブシーンでも好んでもらえるようなアルバムになったと思う」と本人が語るように、前回来日時のライヴでは始まりから終わりまで踊らされ続けた記憶がある。しかし今作では「いかに人を踊らせられるか」という意識から脱却し、「ポップでハッピーなアルバムになった」と語っていることもあり、音調が明るいものやメロウな楽曲が多く、ライヴがどのようなものになるのか想像しがたい部分があった。そもそもGold Panda自身は「ダンスミュージックは作らない」と明言しているが、ライヴでは汗をかくほど踊らせてくれるので、今回もビートが効いた音を聴かせてくれるだろうという期待もあった。

goldpanda2unnamedライヴの話に戻ると、VJには日本の風景を撮影した写真や映像、そして植物が多々使用されていた。スクリーンを様々な数で割り、コラージュ動画のような映像が流れ、まるで「Chiba Nights」のMVのよう。それもそのはずで、当日のVJは「Chiba Nights」を制作した映像クリエイターのDan Tombsが担当していた。そして曲は「In My Car」へとつながっていく。人々はゆるやかに身体を揺らしていたが、曲の中盤に差し掛かるあたりから「In My Car」が見る間にダンサブルな曲へと変化していく。彼のライヴの特色ともいえる変幻自在の原曲アレンジは健在で、サンプラーとドラムマシーンを使用し即興で楽曲を新しい姿へと再構築していく。

そこからキックで聴かせるようなミニマルな流れが続いたあと「Halyards」が流れ、場内が暖まってきたところで代表曲でもある「You」が響き渡り会場は沸き立った。VJは万華鏡のような幾何学模様に変わり、物語が次の章へと移ったことが見て取れるようだった。怒涛のように「Time Eater」そして「Chiba Nights」が演奏され、ライヴは見せ場を迎える。「Time Eater」では高音が抑えられ、彼の手によって何層にも重ねられた骨まで響くような低音が、焦燥感をより強く聴く者に与える。そのどこにもぶつけようがない気持ちを、「Chiba Nights」の煌びやかに弾ける音が搔き消していく。抑えつけられた気持ちが解放され、まるで見たことのない場所へ連れて行ってくれるような感覚だった。

ひとしきり盛り上がりを見せたあと、ラストに流れたのはアルバムと同様「Your Good Times Are Just Beginning」。タイトルどおり、すべては始まりにすぎず、今後も新しい世界を見せ続けてくれるはずといった期待と余韻が残る締めくくりにぐっと心を掴まれたのはいうまでもない。終演後も拍手が鳴り止まず、アンコールでは「Snow&Taxis」が演奏された。バイオリンなどの弦音を消し、分厚い低音の上で丸みのある独特な高音が軽やかに鳴り響く。そして大歓声のなかライヴは終了。スクリーンには「Good Luck And Do Your Best」の文字。粋な演出にしっかりとライヴの着地点を見せてくれた。瞬く間にファンを増やしていくGold Pandaが、また新しい作品とともに日本に来てくれる日を心待ちにしたい。

Gold Pandaの最新作『Good Luck and Do Your Best』はTugboat、自身のBandcampにて発売中。

*ライブ写真は京都/大阪公演のものを利用しています。

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listen: Living, “A Light”

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耳をすませば、どこでも鳥はさえずる。この間シングル”“Risen”を紹介した、トロピカルポップグループLivingが、新曲”A Light”を公開しています。太陽の光を吸い込みながら、サイケとバレアリックが、極上のバランスで万華鏡のごとく色を変えながら回り続けるシンセポップ。これは是非体験していただきたい。11/18にノルウェイのBrillianceからリリースされるセルフタイトルEPも楽しみですな。

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