stream: Daye Jack, “No Data”

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ナイジェリア出身、現在はアトランタを拠点に活動するソングライターDaye Jack(ダイエ・ジャック)が、新作アルバム『No Data』のフル試聴を公開しています。スティーブ・ジョブズを人生の師と仰ぎ、コンピューターエンジニアとしてのスキルも持ち合わせる彼。『No Data』はポストFrank Oceanを感じさせる感情的でスリックな音作りながら、ハウス、ソウル、ヒップホップ、ポップと一つのジャンルにとらわれない柔軟なソングライティングが楽しめる12曲です。

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Focus: Joel Porter

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ノースダコタ州出身のソングライター、Joel Porter (ジョエル・ポーター)。彼の新曲”St. Anthony“を聴いて、その静謐な世界観と美しすぎるソングライティングに恋に落ち、メールで突撃インタビューをしました。先日リリースされた新作EP『Mountain Twin EP』は、アカペラあり、正統派なフォークソングあり、壮大なバラードありと、4曲ながらバラエティに富む作品で、比較するならばBon IverミーツSufjan Stevensといった感じ。しんしんと雪が降り積もる荒涼とした大地と、清々しい清流、荒々しい山肌を感じさせる音楽性が、聴く人の心にグサッと突き刺さります。果たして彼はどんなアーティストなのか、下のサウンドクラウドから音楽を聴きながら、確かめてみてください。

Interview: Joel Porter
By Satoru Teshima, March 12 2017

インタビューの際は全てのアーティストにこの質問をしているのですが、あなたの音楽性を三単語で表してみてください。

– アンビエント、誠実、美を追求

あなたはいまどこにいますか?

テネシー州ナッシュヴィルのベッドルームにいます。

子供の頃から音楽好きでしたか?どうして音楽で自己表現をしようと思ったのですか?

はい。母は素晴らしいシンガーで、父も才能とインテリジェンスに長けた作曲家です。EPに収録の”Winter Coat”は、実は全員で仕上げた曲です。「お父さんと書いたんだ」って言えるのって、素敵じゃないですか?私にとってとても特別な一曲になりました。

4歳のときにヴァイオリンを習い、小学五年生でフレンチホルンを、6年生でベース・ギターを習いました。高校のときに、初めて作曲の楽しさに目覚めました。私は自分の曲を、ある一定のタイムフレームに関連付け、成長するにつれて発見した「小さな真実」を映し出します。私が音楽を通して自己表現をするのは、会話を通してよりも、音楽で伝えた方がそういった小さな真実や思い出を、うまく表現できると気がついたからです。

あなたが自分の「歌声」をどのように発見しましたか?いまの歌唱スタイルにはどのようにたどり着きましたか?

父が作った子供会の合唱隊で6歳か7歳頃からずっと歌い続けています。そのとき自分の声がどんなところでフィットするのか初めて気がつきました。この経験が自分の声の強みを物語っていると思います。別に無理して何者にもならなくていいということが分かったからです。私の作る音楽は、私の声が生きる場所です。柔らかく、誠実で、ときに痛みをもたらし、ときに気持ちを高揚させる。そして全体を通して、親密であるということ。Foreign Fieldsというバンドの片割れで友達のエリックの助けを借りながら、このスタイルを完成させています。

あなたが尊敬するシンガーはいますか?

ボーカリストは特に思いつきませんが、アーティストやバンドなら。Sufjan Stevens, Bon Iver, Asgier, Foreign Fields, Connor Youngblood, Death Cab for Cutie, Coldplayのアトモスフェリックなサウンドは素晴らしいですね。オーケストラや合唱にもインスパイアされます。

最近デイヴィッド・バーンのTedTalkのプレゼンテーションを見ました。そこで彼は環境によって生まれる音楽が変わることを説いていたのですが、あなたのプレス写真を見ると、自然に囲まれた環境で音楽を作っているようですね。あなたの場合もやはり環境が音楽制作に影響を与えているのでしょうか。自然が重要なファクターとして働いていますか?

全くその通りです。私はノースダコタ州のビズマルクというところで生まれ育ちました。中西部の川の近くです。夏は丘が金色に輝き、冬の間は雪の平原が支配する場所です。永遠が垣間見得るような、そんなところです。開かれた自然が私の作曲を刺激し、心をオープンにするためにも、できるだけ帰郷するようにしています。

また山の中で長い時間を過ごすようにしています。山の文化だけでなく、山の景色も愛しています。孤独ながらも、そこで出会う人々やコミュニティも私を満足させますし、社会的地位よりもいかに人として成長できるかが重要とされています。常に美を求め続けることは、素晴らしい人生の生き方だと思いますし、確実に私が作る音楽に生きる思想や考えにも影響を与えています。

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あなたのエモーショナルなソングライティングや細部にまでこだわった緻密なサウンドスケープに惹かれました。あなたの作曲のプロセスを教えてください。

曲によって毎回異なるのですが、私は特にメロディから曲作りを始めます。それからどのように曲を成り立たせるか、どうすればパーソナルな方法でアプローチできるかを追求していきます。もしそれが誠実で美しいものであれば、それが正解なのでしょう。そのあとは一つの美しいアイディアとして完成するまで、音を追加したり、余計なものをそぎ落としたり。それをエリックに渡し、スタジオで仕上げます。新作EPはドラム以外は二人で完成完成させました。エリックの助けなしにはこの作品を次のレベルに引き上げてくれました。私の作曲とメロディ作りだけでなく、彼のプロダクションと助けももこの作品の大切なアイデンティティの一部です。私がやりたいと思っていることを汲み取り、さらに良いものにしてくれる。彼は素晴らしい才能の持ち主です。

“I’m sick of writing songs that my father cry” (父親を泣かせる曲を書くのはもううんざりだ)という、”St. Anthony”の一節が非常に心に残っています。あなたの歌は事実に基づくものですか?

その歌詞は実際に私と父親との会話からインスパイアされたものです。全体的に、私の歌はフィクションとノンフィクションの組み合わせと言えるでしょう。私の書く曲は必ずとこかにパーソナルな物語が秘められています。実際の体験から次々とレイヤーを重ね合わせていきます。そのため、最終的に自伝的なものになる。美しく、面白みのあるイメージやメタファーに包み込まれていますが。

新作『Mountain Twin EP』について、もう少し詳しく教えてください。このEPにテーマはありますか?

制作の開始からマスタリング作業にいたるまで、約一年間を費やしました。このEPのテーマは『発見』。私たちが経験する失敗や冒険、私たちの心が安まり、動き回ることができる物静かで孤独な、開かれた場所。そして思い出。それらの要素をかき集め、一つのアイデンティティとして編み上げる。それは自分の成長物語でもあり、可能な限りベストな自分でいることも大切なテーマですね

最後に、アーティストとして自分の人生のゴールを達成するために、あなたが信じ続けるものはなんですか?

真実を追い続けることを決してやめないこと。そしてこれからも成長し続けることです。限られた人生を無駄にしたくはありません。美しい人生にむかって走り続ければ、後悔はしない。可能な限り愛し続けること。それが私の究極的なゴールです。

『Mountain Twin EP』フル試聴

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listen: B. Miles, “Typical Words”

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まろやかなR&Bサウンドと、表現力豊かな歌声。ロスアンジェルスの歌姫、B. Milesが新曲 “Typical Words”を公開。後半の抑揚のきいたストリングスが素晴らしいです。ジャケも素敵。要チェック。
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しんしんと心に積もるフォークソング listen: Joel Porter, “St. Anthony”

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海外でチェックしているブログに、Yvinylというところがあるのですが、このナッシュヴィルのフォークシンガーJoel Porterはそこから発見しました。フォークを基調にしていますが、突然抑揚の効いた電子ドラムと、ゲートがかかったシンセサイザーの音が、まるで油絵でキャンバスにレイヤーを重ねていくように静かに、確実に歌を盛り上げます。荒涼とした大地が目前に広がるような、美しすぎるトラック。最高です。Sufjan Stevensの”Carrie and Lowell”がツボな人は絶対に気に入ってくれるはず。

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ぶっ壊れたシンセでムチャクチャな愛を歌う。listen: Lucas Nord, “Mess It Up”

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ブルックリンのソングライターLucas Nordが新曲 “Mess It Up”を公開。この曲はどうもブルックリンの道に捨てられていたぶっ壊れたRolandのシンセサイザーを拾って作ったそう。グライムの影響を感じられるベースサウンドに、スカッスカの音像が妙に気持ちいい一曲。曲名が「ムチャクチャだよ」なのもいいですね。

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Bathsが新年日本で撮りためた使い捨てカメラの中身が、姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中!

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日本が大好きなBaths.この間大晦日から新年にかけて、ツアーのために来日していた彼に、ササっと使い捨てカメラを渡し、東京滞在中の様子を自由に撮ってもらいました。その特集がただいま姉妹サイトPublic Rhythmにて公開中です。どうも原宿、中野周辺に出没していたようですね…。本編はこちらから。

この間Gold Pandaとも同じ企画をやりました。それはこちらからチェケらです。

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ニューヨークを嘆く。watch: Peter Silberman, “New York”

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成人の日、デイビッドボウイの回顧展「David Bowie is」に行ってきました。彼の芸術は膨大な知識量からくる引用と、それをパズルのように組み合わせることでキャラクターを作り上げることで出来上がったのだなあと、心が震えました。おすすめですよ!ただ18時枠に入ると、全然時間足りませんので、早めがおすすめです。

閑話休題。我々も応援し続けるNYのスローコアバンドThe AntlersのフロントマンPeter Silbermanが2月に初のデビューアルバム『Impermanance』からリリース。その中から新曲”New York”のビデオが公開されています。パブリックドメインのNYの映像をつなぎ合わせて、しんしんとふる雪のように寂寥で、哀愁に満ち溢れた一曲。アルバムの制作にはこの間L+Mがインタビューを行ったPort St. Willowも参加しているとか。彼のインタビューはこちらで。

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女のマジを聴く。watch: Lauren Ruth Ward, “Make Love to Myself”

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますね。去年の12月、実は初めてロスアンゼルスにホリデーで行っておりました。その間に友人の紹介でHarvard & Stoneというライブ会場/バーでその時レジデンシーをしていたアーティストLauren Ruth Wardのライブを見に行ってきました。まるでBjorkやKate Bushのようなシアトリカルな演出に、ブルースを基調にしたロックンロールミュージック。その迫力に、表現は汚いですがおしっこちびりそうになりましたよ。マジで。…ということで彼女が12月に発表したシングル”Make Love To Myself”のビデオをチェック。レコーディングからも鬼気迫るパフォーマンスが楽しめます。本国ではいい感じに火がついているらしい。日本でも受けるんじゃないかなあ。

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ハープが舞う、パリジェンヌのプログレポップ listen: Naomi Greene, “No Skin”

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ニセモノの強さなんていらない。サイケロックグループLa Femmeのシンガーとしても活躍するパリ生まれのNaomi Greeneが新曲”No Skin”をリリース。彼女自身が演奏するハープの音色に、ドラマチックでプログレッシブな曲展開。変化自在に曲と曲の間を踊り回る彼女の存在感は、まるで妖精のよう。3分強でよくここまで詰め込んだもんです。Joanna Newsome好きは是非チェック。

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listen: Katie Gately, “Lift”

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ガキっぽい音の衝動をブチまける。LAを拠点に活動するエレクトロニックプロデューサーKatie Gatelyが10月14日にTri Angleから新作『Color』をリリース。その中から一曲目を飾る”Lift”を公開しています。『子供っぽい音の衝動を全て混ぜあわせた』という新作において、一曲目は濃密で、自由で、スピーディーなものにしたかったそう。確かに一曲目からこのテンションで攻められたら、ヤラレちゃいますよ。

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