listen: Róisín Murphy, “We Got Together“
90年代にMolokoのメンバーとして活躍し、ソロとしてもその独自のスタイルで存在感を放ち続けるRóisín Murphyが待望の新作『Róisín Maschine』をリリース。その中から”We Got Together”を紹介します。
今年はDua LipaやKylie Minogue、さらにMiley Cyrusまで、ポップスターによる(正直生ぬるい)ディスコリバイバルが続きますが、Crooked Manとの長年のコラボレーションからじっくりと吟味し、産み落とされたこの作品は、クラブの熱気を一番に理解していると言えます。彼女とクラブミュージックは切って切り離せない関係で、2019年のプリマヴェーラで見たときも「これが欲しいんだろ?」と、夜明け前に観客を盛り上げまくっていましたし、DJ Kozeと一緒に作った”Pick Up”なんてそこら中で流れてました。クラバーは彼女を理解し、彼女もクラバーを理解している。
“We Got Together”はそんなクラブミュージックの一体感と熱気を明確にサウンドに落とし込んだトラック。 “We Got Together”というメッセージもパンデミックにより、お互いが簡単に繋がり合えないからこそ、胸にどんどん響いてきます。