listen: Tony Njoku, “Rapture”

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ナイジェリア系イギリス人アーティスト、Tony Njokuが芸術家オラファー・エリアソンにインスパイアされた新作アルバム『Your Psyche’s Rainbow Panorama』を10月4日にリリース。その中から”Rapture”が公開されています。エクスペリメンタルなシンセと、妖艶さをまとったボーカル、90’sのR&B風のメロディーと、Death Gripsの実験性を秘めたアヴァンポップ。これは注目です。

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listen: Sparrows, “Gold in the Tide featuring Fazerdaze”

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レトロエレクトロユニットCRYSTALのメンバー、Ryota MiyakeのソロプロジェクトSparrowsが新作EP『Gold in the Tide』をflauからリリース。ニュージーランドのFazerdazeをフィーチャーした先行シングル”Gold in the Tide”が公開されています。Stereolabの絶頂期を彷彿とさせる軽やかなギターサウンドと、ファンキーなベースに自然と小躍りしたくなるポップチューン。EPを通して、CRYSTAL作品でもみられたポップな哀愁を隅々まで感じさせてくれます。ポップ職人として自信あふれる傑作です。

作品詳細はこちらから

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listen: Marin Doi, “Moon Walk”

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Yuckでの活躍で国内外で名をはせるベーシスト、Mariko Doiが、土居万鈴名義でソロアルバム『ももはじめてわらう』をリリース。その中から先行シングル”Moon Walk”のミュージックビデオを公開しています(監督:渡辺護)。マジー・スターや初期のTamarynなど、白昼夢のまどろみを感じさせてくれるシューゲーズ/ドリームポップを奏でるアーティストと共鳴するサウンドで、リスナーを未だみぬ世界へつれていってくれます。

以前彼女が国内ソロツアーをした時にLights + Musicと行った企画はこちらをチェック

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stream: Kogane, “Traces”

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カナダ、バンクーバー出身のソングライターKoganeが新作EP『Traces』をライアン・ヘムズワースのレーベルSecret Songsよりリリース。Bandcampでフル試聴/購入することができます。The BooksやShugo Tokumaruを彷彿とさせるオーガニックで品のある音作りと、心地よいメロディが特徴です。目をつむればカナダの美しい自然や透明な空気が思い浮かんでくるような、素敵な作品に仕上がっています。

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Column: Primavera Sound 2019に向けて

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来週、音楽フェスティバル、プリマベーラサウンド2019をバルセロナまで観に行きます。今年のヘッドライナーは今年素晴らしいアルバムをリリースしたソランジュ、サッドディスコクイーンの座を確立したRobyn、新アルバムが待ち遠しいTame Impalaに、突如シングルをリリースし世界を驚かせたFKA Twigs。他にもJames Blake、エリカ・バドゥ、Suede、Janelle Monae、Roisin Murphy, Rosaliaなど、まさにラスボスクラスのアクトが勢揃いなのです。フルラインアップはこちらをチェック。

あまりにも見逃せないアーティストが多すぎる。今まで観たことも聞いたこともないアーティストも大勢。限られた時間でどれだけ効率的に、かつ有意義に時間を過ごせるだろう。そうだ、エクセルシートで全てのアーティストをまとめ、ステージ、時間、ジャンルごとにまとめ、評価し、スケジュールを決めよう。

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星の数はあくまで個人的に「どれだけ見たいか」であり、音楽の質を問うものではありません。さて出演アーティストの音源をすべて聞き、うまい具合にまとめることができました。タイムスケジュールを見ると、普通に午前3時スタートとかありますが、そこんとこは気合いでなんとかします。頑張るぞ。

さて、音楽フェスティバルの楽しみは、知らなかった才能を発掘する点も大きいと思います。前置きが長くなりましたが、今回のコラムでは上の評価シートを作る際に発見した、今注目すべきアーティストを紹介したいと思います。ぜひお付き合いください。アーティストによっては「お前知らなかったのかよ」と感度が高い方からツッコミをくらうかもしれませんが、どうかお許しください。

Day 1

Bakar-Big Dreams

イギリス出身の若手アーティスト。Bloc PartyのポップさとKing Kruleのクールネスを融合したような、中毒性の高い音楽を鳴らしています。UKのインディーロックが好きな人にもオススメ。

Bridget St. John – Ask Me No Questions

こちらもイギリス出身。60年代から音楽活動を続ける伝説のシンガーソングライターです。Nicoを彷彿とさせる、性を超越した歌声と、繊細なギターの響きがあまりにも美しい。知らなかったのが恥ずかしい。

Malhini – Delusional Boy

イタリアを拠点に活動するデュオ、Malhini。今年ロンドンのレーベルからアルバム”Hopefully, Again”をリリースしたばかりです。ソーダのように弾ける爽やかなポップミュージックを、憂いある男女ボーカルがアンニュイに飾ります。

Day 2

Cybotron – Clear

デトロイト・テクノ創始者の一人、ホアン・アトキンスの初期ユニットCYBOTRON(JET SET調べ)。ミッシー・エリオットの”Lose Control”でサンプリングされた一曲です。YMOやクラフトワークにインスパイアされたというエレクトロファンクは今聞いても新鮮。どんなステージを見せてくれるか楽しみです。これも知らなかった。

Sons Of Kemet – In The Castle Of My Skin

こちらはエクスペリメンタル・ジャズグループ。圧巻のグルーヴでバルセロナ中が踊り出しそう。このダンスパフォーマンスが見れたら最高なんだけど。当日はどんなステージングになるのでしょうか。

Aldous Harding – The Barrel

某Pitchforkでも高評価を得ていたAldous Hardingもプリマベーラ参戦。彼女のひねくれたフォークミュージックはかなり好みです。

Lidia Damunt – El túnel

奇天烈ポップを聞かせるのは、スペインのLidia Damunt。僕は知らなかったのですが、スペイン人の友人に聞くと、国内では結構名の知られたインディアーティストのようです。

Day 3

Loyle Carner – Angel ft. Tom Misch

ラウンジーでフィールグッドなバイブス。横文字形容詞をたくさん使いたくなる、ブリージンなヒップホップです。Tom Mischを採用するところ、確信犯ですね。外で聞いたら気持ち良さそう!

NATHY PELUSO – NATIKILLAH

R&B、ポップ、HIP HOP色が強い三日目の中でも、突出してクセが強かったのがこの子。ウィキペディアを見ると、ヒップホップの他にも、フォークやサルサもやってのけるそうです。決して嫌とは言わせない強烈なポップネスに圧倒されます。

Avalon Emerson – One More Fluorescent Rush

プリマベーラはテクノやハウスのステージも力を入れています。数々のプロデューサー・DJの中から特に気になったのが彼女。シャープなシンセのアルペジオが恍惚感を生み出しています。

Ama Lou – Wire

最初の一声でリスナーを惹きつける歌声を持つソウルシンガー。現行R&Bのいいところと、Kelelaのようなモダンサウンドをを融合したハイブリッド。最高の発見でした。

Dayme Arocena – La Rumba Me Llamo Yo

極上のキューバンソウルを鳴らすのはDayme Arocena。自由に動き回る音に表現豊かな歌声で答える彼女の包容力は圧倒的です。

Channel Tres – Controller

この感じどっかで聞いたことあるなと思ったら、なるほど88Risingのアーティストでした。グルーヴィなハウスビートにいぶし銀なラップ。最高。ちなみにYaejiちゃんもプリマベーラ参戦してます。

Suzanne Ciani – Seven Waves

これまた知らなかったのが恥ずかしいシンセレジェンド。もともとはコマーシャルや映画音楽で活躍していた方です。アナログシンセから繰り出されるニューエイジ・アンビエントサウンドは今聞いてもまだまだフレッシュ。

Nosedrip

世界中から変なサウンドを集めるのが趣味というNosedripさん。DJとして参加です。こういう変わり種を仕込んでくるところもいいですね、プリマベーラ。以上です。それでは、来週楽しんできます!

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listen: Silent Forum, “Safety in Numbers”

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UKはカーディフの4人組アートロックバンド、Silent Forumが新曲”Safety in Numbers”をリリース。ポストロックのビートと優しいギターリフ、幽霊のようなバックコーラスが非常に美しいです。現在フルアルバムを制作中ということなので、こちらも楽しみ。

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watch: Louise Thiolon, “Souris-moi”

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パリを拠点に活動するシンガーソングライターLouis Thiolonが新作『N’obéir qu’à la terre』をリリース。その中から”Souris-moi”のビデオが公開されています。クリーンなサウンドに、フレンチシャンソンならではの哀愁が漂うポップソング。効果的に織り込まれるブラスサウンドが気持ちいいです。

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Live Report: Weyes Blood at Kantine am Berghain

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ベルリンの4月。友達から4月は雨が多く、まだまだ寒い日が続くと聞いていたのですが、20℃を超える初夏日和の日もあったり、非常に過ごしやすいです。ベルリンは冬が長いので、ここに住む人たちは、ほぼ100%が太陽信者になります。公園に行けば上半身裸で踊ったり、日光浴をする人がいるし、カフェやレストランは店の前に席を出し、アイスクリーム屋には行列が。ただ夜はまだ寒いので、ジャケットは必須です。

さて、Sharon Van Ettenに続き、今回はWeyes Bloodのライブレポをお届けします。Weyes BloodはAriel PinkやPerfume Geniusのコラボでも、美しい歌声を聞かせるマルチ・インストゥルメンタリスト、ナタリー・メーリングによるソロプロジェクトです。新作「Titanic Rising」では本人が「Bob Seger meets Enya」と形容するように、Beach Boysを彷彿とさせるクラシックなポップと彼女独特の「アンビエンス(揺らぎ)」が同居する、真新しい音世界を展開。Lana Del Reyから絶賛されたプログレアンビエントポップ “Movies”や、B級スプラッター映画にインスパイアされたMVも愉快な”Everyday”、Father John Mistyとの共通性を感じるストーリーテリング”Wild Time”など、2019年を代表するシンガーソングライターアルバムとして今後も評価され続けるであろう傑作です。

今回のライブは世界一のテクノクラブ(そして入りにくさも世界一レベル)「Berghain」の脇に設置されたライブ会場 Kantine am Berghainで行われました。キャパは200人。Berghainのダークなギラギラ感を全く感じさせない、アットホームな雰囲気のところ。開場20:00、オープニングアクトが21:00、本編が22:00開始と、遅めのスタート。外にはたくさんのテーブルやベンチ、ブランコが設置され、ライブが始まるまでみんなのんびりビールを飲んでいましたよ。

オープニングアクトはDiscovery Zoneという、シーパンク + Grimesなソロアクト。下のビデオをみていただければ雰囲気が一発でわかると思います。チープな電子ドラムと、シンセ音と溶け合うシルキーな歌声が気持ちよかったです。初期のNite Jewelっぽい。ライブが終わると「物販では何も売ってないけど、お気に入りの石を集めたから、みんな持って帰ってね」と電波な発言をしておりました。

さてWeyes Bloodです。ギター、ドラム、キーボード、ベーシストを連れた5人のバンド体制。Weyes Bloodは背中に美しい刺繍が入った、真っ白なスーツに身をまとい登場。かっこいい。一曲目は新作「Titanic Rising」のオープニングを飾る、ゴージャスな”A Lot’s Gonna Change”。弾き語りで静かに始まり、ドラム隊が加わり、徐々に熱を帯びていきます。彼女のシネマティックなソングライティングは続く”Something to Believe”にも顕著で、カレン・カーペンターと比較される伸びやかな歌声がとても美しい。簡単な挨拶の後(「クラブの前の休憩で寄ってくれたのね?嬉しい。」)、今回のライブのハイライトのひとつ”Everyday”を披露。楽しく跳ねるリズムとキュートなメロディ、プログレな曲展開にライブならではの肉体性と空気感が加わり、レコーディングとは別次元のカタルシスを生んでいました。

ジョージ・ハリソン meets カーペンターズなナンバー、”Andromeda”、前作から”Seven Words”、アナログシンセ音がリードするドリーミーなバラード”Mirror Forever”、そして”Picture Me Better”をプレイした後、個人的にとても楽しみだった”Movies”のイントロ音が!「この照明、海の中にいるみたいじゃない?じゃあ私も…。」と、イントロと共に巫女のような踊りを披露。最後はジャケットを脱ぎ捨てていました。どこまでも優美なサウンドで、まさしく音に浸かる感覚を覚えました。この一曲だけでも観に行けてよかった。

極上のソングライティングが味わえる”Wild Time”の後はなんとBeach Boysの”God Only Knows”をカバー。「聞きたいことがあるんだけど、この中で神様を信じてる人どれだけいる?手を挙げてみて?あら、全然いないのね。じゃあ”God”を”Good”にしてやろうかな。え?やめたほうがいい?じゃあ”God”のままで。」と、一人ボケツッコミまでこなしてました。かわいい。バンドを紹介し、最後は前作”Front Row Seat to Earth”から”Do You Need My Love”を披露。とびきりキャッチーなコーラスと、サイケデリックなスペースロックがオーバーラップする彼女の代表曲です。

アンコールでは”YOLO, Why?”と流行り言葉を皮肉として使った歌詞で話題を呼んだシングル”Generation Why”と、デビューアルバムから”Bad Magic”を弾き語り、ライブは終了。まるで一つの映画や演劇を観た後のような後味で、とても満足しました。彼女のトークも切れ味がよく、クールで面白く、機会があればもう一回観たいなあ。

次のライブはFKA Twigsです。

セットリスト

  1. A Lot’s Gonna Change
  2. Something to Believe
  3. Everyday
  4. Andromeda
  5. Seven Words
  6. Mirror Forever
  7. Picture Me Better
  8. Movies
  9. Wild Time
  10. God Only Knows (The Beach Boys cover)
  11. Do You Need My Love

    Encore:

  12. Generation Why
  13. Bad Magic

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