focus: Carling Ruse

カーリン・ルース(Carling Ruse)はカリフォルニア出身のプロデューサー、カーラ・ヴィレスキャズによるチル・ウェーブ、レイド・バックR&Bプロジェクト。Destiny’s Childの”Cater to You”を始め、キラキラでまばゆい光を放つR&B/Hip Hopのプロデュース/リミックスを得意としています。Taquwamiやこの間フォーカスしたBear//Faceなど、最近のベッドルームプロデューサーに一貫する透き通った美しさがあります。

彼女は最近オーストラリアのヒップホップ・ビートメイカー、Ta-Ku(50日間毎日J.Dillaにインスパイアされたビートを作るというプロジェクトを成し遂げたとんでもない人)主宰のレーベル、Sunday Recordsに迎えられました。この先いろいろな場所で彼女の名前を聞くことになるはず!

L+Aはそんな将来が楽しみな彼女、音楽のルーツ、インスピレーション、音楽制作の秘密などを根こそぎ聞いてみました。

Focus: Carling Ruse

L+M: まずは簡単に自己紹介をお願いします。

私の名前はカーリン・ルース。カリフォルニア州のSan Joseを拠点に活動するエレクトロ・ビートメイカーよ。今は北ヴァージニアに住んでいるけどね。

L+M: 音楽に興味を持ったのは何がきっかけですか?

子供の時から音楽にはいつも興味があって、(楽器があれば)なんでも引っ張っては弾きたがったわ。 学校に通い始めてからはスクール・バンドに加入して、いろんな楽器を次々とトライした。一番好きなのが何かを知るためにね。私は音楽家の家庭で育ったの。父親はジャズのドラマーで、キング・エルヴィス・プレスリーと一緒に演奏する機会もあったみたいよ。それってすごくインスピレーショナルだと感じて、いつか私も自分の子供をインスパイアできるような、父親と同じくらいすごいことをするぞ、って思ったの。

L+M: 子供の頃はどんな音楽を聴いて育ったのですか?

大人になる期間って音楽を聴くのにマジで最高の時よね。90年代を育ったから、ファンタスティックなR&B, Rap & Hip-hop、ハウスやグランジミュージックがたくさんあったわ。全部真剣に聴いた。私の姉はStevie BやDebbie Debのようなフリースタイルから、Sir Mix, Slick Rick、LL Cool Jのようなヒップホップ、New Kids on the Blockのようなポップまでいろいろハマっていたわ。

だから姉が出かけている間に彼女の部屋に行って、彼女のCDを聴いて踊ってた。両親の影響でソウル、ディスコ、ファンクなんかにもハマったな。子供のときからさまざまな音楽に興味があって、成長するたびにその興味は大きくなっていったの。

L+M: トラックはどのように制作/リミックスしていますか?機材は何を使っていますか?

全てのトラックに対して違うアプローチをとろうと努力してる。パッドやドラム・サンプルから始めることもあるし、毎回私の気分によって変わるの。大抵はボーカルをチョップ・アップすることから初めて、それでパッドを作る。他のメロディーを入れるときもあるわ。

私はアカペラが大好き。限りない選択肢があるし、すごくクリエイティブにもなれる。トラック一つ一つで何か新しい要素を付け加えるようにしてるわ。違うテクニックを使って、私にとって最高のものを見つけ出すの。トラック制作は本当に我慢強さ、時間、努力やスキルを必要とするし、毎日毎日それを学んでいるわ。

音楽制作を始めた時に使った機材はReason, Axiom 49とラップトップ。でもその後AbletonとMPDを発見して夢中になったわ。そこから先は昔の話。今はAbletonとAkai MPD 26, Axiom 25のキーボードとラップトップで制作してる。このセットアップには満足してる。

L+M: カーリン・ルースという名前にしたのは何故ですか?

カーリン・ルースね。えーと、カーリンは実はニックネームが由来なのよ。友達は私のことをカーリータ、カーラン・ランとかカーリン・リンとか呼ぶの…。それで決まったの。ルースは事故的に決まったもので、特に深い意味は無いよ。英語では「策略」とかいう意味があるみたいだけど、ノルウェイ語では「狐」っていう意味があるみたい。ちゃんとは分からないけど…。でも友達の間でそれがすぐにニックネームになって、今度はルーシー・ルースって呼ぶ様になったのよね…。

L+M: Facebookの紹介で『Bojangles』から影響を受けてると言っていますが「Bojangles」って何ですか?

ワオ!そのこと全く忘れてたわ。アーティストページを作った時に適当につけたのね。でもビル・ロビンソン(別名Bojangles)は1930~1940年代に活動した有名なタップダンサーよ。彼の踊りはマジですごいんだから。

私の本当のインスピレーションは毎日の生活から得ているの。まずは人々。私の夢を応援してくれる家族、友達とか、息を呑むほど素晴らしいミュージシャンで彼氏のRuddyとか。彼は私を良い方向へインスパイアしてくれるし、いつも私の気を張りつめさせてくれる。また、この世界にある美しいものや、毎日遭遇する面白い人々や場所、他のミュージシャン達。成功に絶対必要な曇りなき「完成品」を創作するインスピレーションを与えてくれる。

インスパイアされるっていうのは重圧感があることで、わたしはそういう感情をつねに心の底に掴んでおきたい。自分の音楽を通してそういう感情を思い出すために。

L+M: 最後にカーリン・ルースの次の一手を教えてください。

最近Ta-Kuが主宰するオーストラリアはパースの独立系レーベル、Sunday Recordsに加入したの。私を含め、Noyce, Omari T, Ta-Ku(主催者自身!)など、少数だけど才能あるアーティストが参加してる。すごい楽しみなの!今はSunday Recordsからリリース予定のEPを制作中。リリースまではシングルを発表したり、コンピレーションに参加したり、Podcastにリミックスをするつもり。

基本的に自分が夢中になれるものなら全部ね。忙しくしてるのが好きなの。

リンク:
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Sunday Records

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